夢庭心ブログ

紫陽花

紫陽花が美しい季節になりました。
今年は、梅雨入りが遅れているようですが、紫陽花はすっかり見頃を迎えています。

 

 
先日、近くの紫陽花寺巡りをし、たくさんのアジサイに出会ってきました!
今日は、その時の写真と共にアジサイの魅力についてお話したいと思います。

  
 

分類アジサイ科アジサイ属
樹形落葉低木 樹高~2mほど
原産日本
開花期6~8月
花色青・紫・ピンク・白など
特徴日本で生まれた園芸品種。
国内にとどまらず海外でも品種改良が盛んになため、品種が多く存在します。
日本の気候に適し、生育しやすいため、庭木としても非常に人気の高い樹木の一つです。
 

  

庭木や生け花としても、人気の高い〝 アジサイ 〟!!
 
 
代表的なアジサイといえば、
ガクアジサイホンアジサイを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

まずは、そんなアジサイの種類からご紹介していきます!

 

  

ガクアジサイとは?

 
ガクアジサイは、中央につぶつぶとした小さな花が集まり、
その周りを装飾花が取り囲む形が特徴です。
 
 

実は、ガクアジサイの原産国は日本なんです!
古くから日本の野山に自生していたのですが、
当時はあまり人気がなかったそうです。
 
ところが、幕末に医師であり博物学者であったシーボルトによって海外に紹介されると、
東洋のバラ」としてヨーロッパを中心に人気が出るようになりました。
 
それにより、国内外で品種改良が盛んになったそうです。

  

 ガクアジサイ

 

ホンアジサイの誕生


ホンアジサイガクアジサイがヨーロッパで品種改良されて生まれたものです。

ヨーロッパで生まれた後、西洋アジサイとして日本に逆輸入され、
日本国内でも広く愛されるようになりました。

現在では日本国内でも最もポピュラーなアジサイとなったホンアジサイ

てまりのような形に咲く花は、梅雨の時期の風物詩となり、
国内の 庭木や野山・生花店などで、多く見かけます。

 

ホンアジサイ

 
 

紫陽花の人気

アジサイが今のように人気を得るまでには、実は少し意外な歴史があります。

戦前までのアジサイは、死者に手向ける花と考えられ
疫病が流行した地域に植えられるなど、縁起が良くない花とされていました。

しかし、戦後になると全国のお寺で植えられるようになり、
その美しさから徐々に人気が高まっていきました。
 

潮来市のあじさい寺 二本松寺の手水舎
 
  
すっかり人気の花となったアジサイは、
品種改良が非常に盛んに行われ、なんと約3000種類以上の品種が存在するそうです。
更には、今でも毎年多数の新品種が作られているそうで、その数は増え続けているんだとか…!
 
 

「コンペイトウ」 星型のような角のある装飾花がかわいいです!
  

  

「カシワバアジサイ」 少し珍しい、長い形のアジサイです。
 

花の色の秘密

 
アジサイの魅力は、形や品種の多さだけでなく、
青や赤、紫など、色とりどりの花を咲かせることも魅力の一つです。
 


 
実はアジサイの色が変わる最大の要因は、土壌から吸収されるアルミニウムイオンにあります。

アルミニウムは水に溶けるとアルミニウムイオンになりますが、
酸性の土では溶けやすく、アルカリ性の土では溶けにくくなります。

つまりアジサイの色は、土壌のpH値(酸性度)を変えることによって
自分好みの色に変化させて楽しむことが可能なんです✨
 

 

 
【アジサイの色味と土壌のpH値】
 
酸性の土壌(pH 4.5〜5.5): 青い花
中性の土壌(pH 6.0〜6.5): 紫色の花
アルカリ性の土壌(pH 7.0〜7.5): ピンクの花
 
これを基準に、土壌を調節することでアジサイの色味を変化させることが可能です。
  

 
【土壌の変化方法】
 
青色にしたい場合: 土に硫酸アルミニウムやピートモスを混ぜ、土壌を酸性にします。
ピンク色にしたい場合: 土に石灰を混ぜ、土壌をアルカリ性にします。
  

 
   
ただし、すべてのアジサイが色を変えるわけではなく、
主にホンアジサイに見られる特徴なのでご注意ください。
 
また、土壌のpH値は時間とともに変化します。
お好みの色の花を咲かせるためには、定期的に土壌のpHを測定し、調整を行うことが重要です。
春先に土壌のpHを測定し、必要な調整を行ってください。

  

斑入り葉アジサイ

  
  

まとめ

 
 
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
  
アジサイは形や色、品種の多さなど、さまざまな魅力を持つ花です。
  
最近は、廣瀬造園の庭でもアジサイが綺麗に咲いていて
事務所にも活けて楽しんでいます。
  
  


みなさまにも、少しでも多くアジサイの魅力をお届けできていたら嬉しいです。
 

 

お正月飾り~片付け編~

お正月気分もあっという間😲

松の内が明け、お正月飾りを撤去作業を行っております💨


松の内とは…?
門松などのお正月飾りを置く期間のこと🎍
お正月には、門松を目印に年神様が家々に訪れるとされており、
その、年神様が滞在する期間を”松の内”と呼びます。

地域により時期は異なりますが
松の内が明けると、お正月飾りを片付けて、鏡開きを行うなど
お正月のお祝いも終わりを迎えることとなります。

廣瀬造園でも、各所から正月飾りを撤去してまいりました。



役目を終えたお正月飾りたちは、
せっせと片づけてお焚き上げをします。

少し形が崩れてしまっていた飾りなどもありましたが、
きっと多くの方に楽しんでいただけたのだろうなぁ。としみじみ…😌💭


今年もたくさんの方にご覧いただきありがとうございました。
皆さまの元にも無事に年神様が訪れたことかと思います🎍✨


お正月飾り~竹飾り編~

廣瀬造園では、門松・松竹梅などのお正月飾りの他に、
竹のアレンジ飾りも承っております✨

今年も、ホテル様の入口や企業様のホール前などに設置させていただきました。








今年も華やかな仕上がりとなりました!
みなさまのお正月の彩りに貢献出来ていればと思います😊

竹飾り用の竹を割る様子は、Instagramにて動画でご紹介しております!
ぜひこちらもご覧ください📹✨

お正月飾り~門松編~

お正月に向けて、様々な場所へお正月飾りの設置をさせていただきました。
一部ご紹介させていただきます🎍✨


【搬入風景】




【ホテル入口】


【オフィス入口】


【お寺】


【ホテル入口】


【ホテル入口(全体像)】


ホテル様・企業様・お寺様・個人様など・・・
たくさんの場所に設置をさせていただきました。

ありがとうございます☺


廣瀬造園は、本日で年内の仕事納めです。
門松以外のお正月飾りは、また年明けにご紹介いたします!

本年もありがとうございました。
来年もどうぞよろしくおお願いいたします。

みなさま、よいお年をお迎えください✨

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